マンションを購入しようという場合には、それが新築か中古かによってその見立てのポイントは違ってきます。しかし、新築か中古かであるにはこだわっておらず、どちらであっても条件の良いマンションを購入したいと考えているのならば、むしろ、中古マンションの方が狙い目であると言えるのかもしれません。というのも、中古の場合には築何年かを経ているために、逆にその建物の造りの良し悪しが見分けやすい、という新築にはない利点があるからです。
建物というものは、建ってから何年かたつとその欠陥が目に見える形で現れてくるもので、例えば建物の重心の傾きなどが壁面のひび割れという形で出てくるなど、素人目でも判断できる材料を提供してくれるようになるわけです。ところが、新築の場合には、例え建物構造に欠陥がある場合でも、それが目に見える形では現れていませんから、よほどの専門家ではない限り、なかなかその実態を見定めることができないのです。このように、中古マンションの場合には、その建物がしっかりしたものであるかどうかを、専門家ではない一般の人間でも判断できる条件があるために、むしろ新築のものよりも建物の良し悪しを見分けやすい、という利点があるわけなのです。そして、価格の面では当然に新築よりも安価に購入できますので、優良な中古マンションは正体のわかりにくい新築のものよりもむしろお得な買物である、とも言えるわけなのです。
加えて重要なのが購入エリアです。たとえば都内では江東区がおすすめです。23区でも飛躍的に人口が増えている区でもあります。川、港、水運など水に関わる街は自然の多い大型の公園なども多く、非常に子育てには人気のある環境です。また、深川や門前仲町など、下町情緒漂う町並みもあり、お子様も地元の人情を受けながら育つことでしょう。実際に人口の自然増加率は23区中4位とどんどん人が移り住んでいることが分かりますし、合計特殊出生率第4位(08年当時)で年々増かしていることからも、いかに住みやすく子育てしやすい環境かが分かるかと思われます。江東区で中古マンションを購入希望する層は多いようですよ。
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